これからの時代、何語を学べば生きていくのに有利か?
こう聞かれて貴方ならどう答えるだろうか?
10年前ならこう答えれば良かった
『英語が世界共通言語だから、英語を学べばいいよ』
時を経て、中国の経済成長は目覚ましく、アメリカと肩を並べる経済大国へと進化しつつある。
人口のランキングでみても、総人口1位は、変わらず中国人である。
中国語を話す人口は世界の約1/6を占め、人類の6人に1人は中国語を話せることになる。
これからの市場はアジアであり特に中国はビッグマーケットであり中国を制すものが世界を制すことになるだろう。
では『中国語』を学ぶべきか?と聞かれれば
残念ながら答えはNOだ。
確かに10年先までを考えれば中国語を話せる日本人は、重宝されるに違いない。日本人で中国に対して苦手意識をもってる人は多い。今から一生懸命、勉強すれば遅くはないかもしれない。
しかし、20年後、30年後先を考えたとき、翻訳システムの改良が進みリアルタイムで翻訳がされ言語の壁は他国とのコミュニケーションにおいて、重要な問題ではなくなってくるだろう。
さらに言えば、世界共通の仮想通貨のように新しい共通言語が発明されるかもしれない。
実は、世界共通のコミュニケーション方法は既に存在している。そして、皆さんも日常生活において当たり前のように使っている。
正確に言えば、『世界共通非言語』と呼ぶのが相応しいかもしれない。
そう前回の記事を読んでくれた読者の方はお気付きだろう。
ノンバーバル・コミュニケーション
表情やボディランゲージなどがノンバーバル・コミュニケーションの中では代表的である。
残念ながら、ボディランゲージについては世界共通ではない部分もある。
私は、表情などは生まれ育っていく過程の中で後天的に親や社会生活の中で学んでいき、少なからず文明や文化の影響を受けて取得していくものだと考えていた。
しかし、顔の表情〔怒り、恐れ、喜び、驚き、悲しみ、嫌悪〕といった人間の基本的な表情については、万国共通であることをポール・エクマン博士が発見し証明した。
表情が万国共通なのは一見納得できるようにも思えるが、とても私にとっては不思議であった。
つまり、人間の基本的な表情については先天的に取得、プログラミングされていることとなる。
となれば、これから先、何年後でも不変、最強のコミュニケーションは、英語を話すことでも、中国語を話せることでもなく、表情から感情を読み取れるスキルであると気付いてもらいたい。
そう。皆さんに、一番おすすめしたいのは、非言語コミュニケーションスキルのさらなる向上。
これが意外と分かっていない人、分かってると勘違いしてる人が少なくないのが現状である。
ここで簡単な問題を解いてみよう!
下記の中で幸福の感情を表している表情はA〰️Fのいずれであるか当ててみてほしい?
答えは『A』
だけと思ったそこの貴方は、残念ながら不正解!!C、D、Eを選んだ方はもしかすると精神科を受診していただなくてはならないかもしれない。
ついうっかり、間違えてしまった方は非言語コミュニケーションスキルを学び直すことを強くおすすめする。今後のコミュニケーションがきっと円滑になるはずだ。
正解は『A,B』である。
*『F』も高い幸福である場合は正解になり得る。
では、表情を読み取るポイントが分かる画像で正解を検証してみよう!
B-1、B-2の表情を見比べて大きく違う所を見つけてほしい!
さぁ貴方はどこが違うかわかっただろうか?
正解は、、、
『くち、、、唇』
そうそう唇の色が若干、、、赤らんで火照っていてなんだか幸せそう。。。
そんなはずはない!!(笑)
そんな貴方は、まずこの記事を読むのを今すぐ止めて眼科で診察を受けていただくことをおすすめする。
ポイントは、『口角』である。
B-1に比べB-2の方が口角が上がっていることを読み取ってほしい。
もしかすると、本当に些細なことのように感じるかもしれないが、感情は微表情によく表れる。
ポール・エクマン博士も微表情を読み取ることの大切さを本で紹介している。
もし表情の読み取りスキルに興味が沸いた方は
ポール・エクマン著書の『顔は口ほどに嘘をいう』という本を一度手にとって読んでみていただくことをおすすめしたい。
最後までお読み頂きありがとうございました。皆さんのコミュニケーションスキルの上達に役立つことを心よりお祈りします。
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