みなさんに質問です。
例えば、子供から勉強する理由を聞かれたとします。
親の貴方なら、なんて答えますか?
親じゃない方は親になったつもりで考えて見てください。
1良い大学に行くため
2良い会社で働くため
3お金持ちになるため
どれも答えてしまいそうなありがちな解答ではありますが、、、
私の個人的な意見としてはどれもオススメできません。
1.2については、子供のためを思って言ってない場合があるからです。
では?誰のための答えか?
その答えは、親のための答えです。
あれ?意味わからなくなった方大丈夫です。
分かりやすく、説明しますと
『子供が良い大学に行ってくれると親である自分が評価してもらえる』
『子供が良い会社に入れると親である自分が評価してもらえる』
そう。1.2と答えた方は世間体を気にしている親が言ってしまいそうな言葉です。胸に手を当てて考えて見てください。
私の持論に対して失礼極まりない奴だと激怒された方もいるかもしれません。
たしかに良い大学に行けば、良い先生と出逢えて、学びの人生で師になる人がいるかもしれません。
良い会社に入れば良い先輩、良い後輩に恵まれて、仕事が充実して過ごせるかもしれません。
私が一番言いたいのは、良い大学も良い会社も勉強の手段であり勉強するための目的ではないのです。
目的というのは自分がやりとげたいことを指します。
大学に行くことを勉強の目的にしまうと、合格がゴールになってしまいます。
結果的にそれまで保ち続けていたモチベーションは合格の二文字と共に崩れ落ちます。目的を見失った者は勉強する理由を無くし、麻雀やパチンコへ流され気が付けば留年。ってな人も多く見られます。このような人に多く見られる特徴として親のために頑張っている。親に褒められるから頑張れるといった特徴が挙げられます。この原動力は短期的で長持ちしません。根底に『自分のため』という所が大きく抜け落ちてしまっています。
良い会社で働くことがゴールだとしましょう。大手の会社に内定が決まった。もう将来安泰だねーなんて周囲から称賛の声を浴びたとします。あー、今まで勉強したかいがあったな良かったな。と一安心してるかもしれません。
残念ながら、、、私の経験上、大人になってからの方が勉強することはたくさんあります。でも、がっかりしないでくださいね、それまでの勉強だって決して無駄にはなりませんから。(笑)
就職してからの方がより実践的な勉強とも言えるでしょう。ここで勉強できるか、就職したことに満足して胡座をかくかでその後の人生が大きく変わってきます。10年後、20年後の差は歴然となるでしょう。
3お金持ちになるため
私の中でこの答えは不正解とも言いにくいですが正解とも言えません。
なぜかというと、1.2と違って子供のためであり、その子供自身の価値観によっては正解にもなりうるからです。
私の高校時代当時の微かな記憶を辿ると
マンガ『ドラゴン桜』の桜木先生の言葉が印象的でした。
『社会のルールってやつはすべて頭のいいやつが作っている。つまり、社会のルールは頭のいいやつの都合のいいように作られている。
頭の悪いやつは騙されて金を巻き上げられる。騙されたくないやつは勉強しろ。』
↑かなり飛躍してるかもしれませんが、たしかこんな内容だったです。
私は現在の仕事柄たくさんの法律や詐欺の話をよく耳にします。
そうです。法律だってわざと難しく作ってるんじゃないの?と思うことがよくあります。手続きしないと、税金だってたくさん払わされますし、年金だってもらえません。何でだと思いますか?
答えは、社会のルールを頭のいいやつが作ってるからです。頭の悪いやつのことなんてこれっぽちも考えていません。頭のいいやつが生活しやすいように作られています。
人生を損しないためには、ある程度の教養が必要であることは否定できないようにも感じます。
お金=幸せではありませんが、大事なものではあると私は考えます。
従って、勉強する理由を子供から聞かれたらどう答えるのが一番オススメかというと
『君はなんで必要だと思う?』
と質問を投げ返すことです。
あっ!太郎丸!最後逃げたな!
抽象的なことばっかり書きやがってクソー!とみなさんの本音が聞こえなくもないですが(笑)
正直にこの答えしかありません。
だってその答えは子供一人一人それぞれ異なり、生きていく中で見つけていく答えなのですから。最初から与えられるものではありません。ましてや親の貴方だって見つけられているかも怪しいのです。
なんか、綺麗事過ぎて言ってることが『みつを』っぽくなってないか心配ですが、、、
とにかく私が言いたいのは
まず勉強する理由を考えるのはとても素敵なことなので、なんで疑問に思ったのか一緒に考えてあげることです。
『なんで勉強しないといけないのー?』
『なんでだと思う?』
『だって学校の先生が勉強しろしろうるさいもん』
『学校の先生に言われるから勉強しないといけないの?』
『うーん。友達にバカにされるの嫌だし、、、』
『先生に怒られたり、友達にバカにされるのが嫌なんだね。ところで◯◯は、将来何をしたいの?』
『私は宇宙飛行士になってお月様に行きたい。そして月から望遠鏡を使ってたくさん新しい星を発見するの』
『そっか、宇宙飛行士になるためには何が必要か一緒に調べて〔勉強して〕みようか?』
どうですか?この後のストーリーがとても気になりますよね。続きは『宇宙兄弟』でとか言いたくなりますよね(笑)
自然と勉強する動機が見えてきそうじゃないですか?
上記の親子の会話も夢とロマンがつまってわくわくする会話ですよね。みなさんも勉強する理由について親子で向き合って話してみてはいかがでしょうか。
子供がいない方は自分と向き合って話してみましょう。
とゆうことで今回の記事は以上です。
ご静聴ありがとうございました。
1コメント
2018.05.17 17:19